島の記憶展 / 風の島
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http://www.bokunen.com
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2005.2.8
立春が過ぎ、光の中に春を感じるようになりましね!
でも、まだまだ冷たい北風に首をすくめながら歩いていますが。。。
東京のギャラリーの店先に、鉢植えの水仙を並べました。
厳しい寒さの中でも凛と咲く姿が素敵です。
春はそこまで来ているかも。。。
さて、今回はボクネンズアート東京で開催される「名嘉睦稔展~島の記憶
~」のご案内、そして、ボクネンさんの島への想いを綴ったエッセイ「風
の島」をご紹介します。
また、オンラインショップに新商品を追加しましたので、是非チェック
してみてください。
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ボクネンズアート東京 『名嘉睦稔 ~島の記憶~』
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会 場:ボクネンズアート東京
東京都中央区京橋1-5-5 KRFビルB1
tel 03-3517-2125
会 期:2月11日[金]-2月20日[日]
open 11:00-19:00 火曜休
名嘉睦稔の生まれ島・伊是名は自然の宝庫です。
島の風景を描いた作品からは、島への思いが伝わってきます。
記憶の中にある、島の匂い、島に吹く風、
空・海・木々・花々・生き物たち・・・
全てが活き活きと輝きを放っています。
今回は、伊是名島の風景を描いた作品を中心に展示構成いたします。
ボクネンさんの心の奥にしみこんだ、島への想いを作品から感じてみ
てください。
【展示予定作品】
「ゆうな咲く丘」「裏庭から」「福木に抱かれて」「通りのクロトン」
「ガンチョーギーの風」「サンク花」「珊瑚の道」他
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オンラインショップ 新商品が追加されました。
http://www.bokunen.com/shop/index.shtml
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■レターセット
http://www.bokunen.com/shop/stationery/letter/index.shtml
レターセット4種類
便箋12枚+封筒4枚入り
・莟 ・妹の祈り ・鬼の弁当箱 ・真南風の向日葵畠
価格 \630円(税込)
便箋サイズ:210×148mm
封筒サイズ:130×157mm
■名嘉睦稔の世界展~大自然の伝言を彫る~ [図録]
http://www.bokunen.com/shop/book/2004_zuroku/index.shtml
価格 \700円(税込)
サイズ:270×210×5mm
2004年秋に沖縄県浦添市美術館で開催された
「名嘉睦稔の世界展」の展示作品約53点をカラーで掲載。
この展覧会の為に制作した6畳大の超大作「深遠響空」「深遠響森」を
収録。
風が運び伝える大自然の営みや躍動する生命の世界をご堪能ください。
■おきなわことわざ豆絵本
http://www.bokunen.com/shop/book/mamehon/index.shtml
価格 \1,260円(税込)
サイズ:106×79×25mm
カバー付
ボクネンが木版画をはじめるキッカケとなった伝説の一冊。
初期の魅力溢れるボクネン作品と楽しいウチナーグチ(沖縄方言)の、
ことわざがっぱい詰まっています。対訳付き。
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名嘉睦稔エッセイ 『風の島』
http://www.bokunen.com/essay/kazeno_shima.shtml
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夢中になって鳥や魚を追っていた少年の頃の島は、冒険するには、
十分に足りた世界だった。
未知の場所には、いまだ見た事のない生物が
ひそやかな営みを展開しているように見えて仕方なかったし、
あらゆる処に存在するはずの精霊は、
ぼくの想像の及ばない姿をしていて、
無数のはずだった。
島は、それら未知の存在を
住まわすに必要な、深い森をいくつも抱えていたし、
そこなりに高い山も、谷底も、池も、川も、
保有していたから、変化に富んでいると言っても過ぎはしなかった。
田畑の耕地面積も随分あるので、自給自足できる島とも言えた。
時代の中で、島は当然として、随分の変化をしてきた。
一次、二次、三次と振興の計画の中で、更に広げたい耕地面積は、
かつての島の表情を一変させる事になる。
ぼくの少年の頃の島ではないと嘆くつもりはないが、
随分平べったくなった島には、精霊の住む場所が
少なくなったような気がする。
時代の中で、ぼくも当然として変わった。
積み重ねた時間の分だけ事情の数々も増え、
今こうしてその折り合いの中で生きている。
島もそうなのだと、つくづく思う。
変わらないものに価値を求めて感傷的になるつもりはないのだが、
変化しないものがあるとすると、何なんだろうとも思う。
光や水や風にしてもその含有す成分のあり方に、
時代の変化があると言う。
人間の営為が地球的規模の環境変化を起こすと言うのである。
どうやら、変わらないものが一つだけありそうである。
島の位置である。
北緯27°東経128°地球の中のこの場所から
伊是名は動かないのであった。
さすれば、光の射し方、水の流れ方、
風の吹き走りには変化がないと言えそうである。
少なくとも人間の営みの時間規模においては
変わりがないだろう。
島に立てば変わらないように感じるのはこれである。
光の移動の加減。
特に風の吹き様の有り方は、
いきなりぼくをして少年に戻す。
あの時に吹いていたものと同じだから、
その気持ちが甦るのだと思える。
地球規模の“風水”は変わらない。
東シナ海の南の端に位置していて、海洋のただ中にあるのである。
よって、ここに住む風は変わらないと言える。
節々の日々に、そこ此処の場所で、風達はかつてと同じ顔して、
同じ心で走り廻っているのである。
ぼくには、そんな風に思えてならない。
伊是名は風の島であったのだ。
名嘉睦稔
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