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一目の純愛

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ギャラリーに飾ってある小さな絵たちの中に、ひっそりと佇む2匹の犬の絵がある。

フェンス越しに見つめあう黒い雄犬と白い雌犬は、取り立てた派手さはなく、ただじっと二匹の世界でお互いを確認しあっているようだ。
「この風景は、本当にあったんだよ。」
ボクネンさんが、少し切なそうにその情景について語りだした。
ベースキャンプの中に住む雄犬のもとに通う雌犬。
フェンスの向こうは沖縄ではなくアメリカだ。二匹の間には、実際の空間以上に、深い歴史と哀しみの溝がある。
フェンスで仕切られた二匹は決して触れ合うことは出来ないのだが、それでも一目会いに、雌犬は毎日現れる。
何気ない日常に見えたその風景の中に、思わぬときめきと切なさが隠されていた。


みさ@ボクネンズアート東京

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COMMENTS (3)

前々からこの作品好きです

フェンスの内と外…
沖縄とアメリカ…

深読みしてしまう自分がいる

おぉぉ。ボクネンさんが見た実話だったのですね。
とても心惹かれる絵で、気になっておりました。
シンプルに描かれている小さな作品なのに、あのフェンスの生々しさ、
そして黒い雄犬と白い雌犬の通い合う心の距離がたまらない。。

沖縄好きさん、tsugumiさん

素敵なコメントありがとうございます。
あのシンプルさの中に、雄弁に基地問題について訴えるよりも、人の心に届く力強さがありますよね。
「世界中の平和を考えるよりも、サダコという一人の少女のことを考えるほうが、ずっと強い」と言っていた、ガイヤシンフォニー第5番のシュワイカート婦人の言葉を思い出します。

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