三線とは、日本の三味線を小振りにした、沖縄音楽全般に使われる伴奏楽器です。その名の通り弦は三本で、太い方からそれぞれ、ウーヂル(男弦)/ナカヂル(中弦)/ミーヂル(女弦)と呼び、胴はニシキヘビの皮が張られています。
三線の音を聞くだけで、沖縄の優しくも切ない匂いが私の心にただようのですが、それは素直に人の深みに入ることのできる「音」の持つ独特な力が関係しているのかもしれません。
「芸術表現のなかで、いちばん力があるのが音楽だと思っています。」
(『ボクネン 大自然の伝言を彫る』サンマーク出版より)
民謡の名手であり、詩も書くボクネンさんですが、それでも版画家の
発言としては大変興味深いですよね。
この文の後には、このようにも言っています。
「人間が生きてきた共振のうねりのなかには、つねに音楽や「音」とい
うものが根強く存在してきたと思うんです。その根っこをたどると、楽器
が刻むリズムよりも以前に、生命そのものの鼓動があり、やがてそれ
が地球規模の風土と混ざり合って世界中に伝播していった気がします。
ぼく自身も人間として、いつも自分の根っこの音楽を探しあてよう、そこ
に行き着こうと考えています。」
人も植物も鉱物も、この世界に存在するものはすべて固有の「波・波動」
から産まれていると量子物理学の世界で言われています。生命としての
根源的な音を知ることで各々が独自の音を奏で、協奏しあえる豊かな世
界を楽しみたいものです。
Misa@ボクネンズアート東京


