「生きることは、自分を探しに出る長い旅のようなもの
なら、もうそう遠いところを走ることもない。
とりたてて叫ぶこともなく、さりとて沈むこともなく、
できるだけ落ち着いて、心を観察すればいい。」
これは、『ボクネン 大自然の伝言を彫る』(サンマーク
出版)の中に収録されている、ボクネンさんの詩「長い旅」
の一文です。
沖縄の海と空を仰ぎながら、優しい口調で綴られているこの
詩は、静かに、大いなる叡智をささやくように続いていきます。
「こんなにもみずみずしく日々は変化するのに、
一度たりと同じであったためしがないのに、青春
だけが美しいというのはお笑いぐさ。
傷つくことが怖かった頃も、だいぶ向こうのほう
にいったようだし、もうとりつくろいの言葉はの
み込まなければならない。
思いが激しすぎて、言葉も文字も色あせて見える
なら、こらえていればいい。ありったけの思いを
込めて黙っていればいいのだ。
そうなんだ。
自分を探す時間のなかで、ひとは自分がほんとう
に生きた日をいくつ見つけることができるのだろう。」(後略)
多くの木々たちが黄金に色づき、春に誕生し、夏に躍動した
生命が、ついに実りを結ぶこの季節。
ちょっと足を止めて、ボクネンさんのことばを味わってみては
いかがでしょうか。
misa@ボクネンズアート東京


COMMENTS (2)
錦秋ですねぇ!
こんにちは。
この先品をよーく見ると、針葉樹があるようなので、
睦稔さんが以前いらしたという「八甲田」でしょうか?
山の形も似ているような・・・?
今年のGWに行ってきたので思い入れが強いのかもしれませんね。
話は変わりますが、
昨日、恒例の秋季第1次紅葉撮影
(って大それたものではありませんが)に、
山形県は月山中腹の姥沢まで行ってきました。
土日の暴風雨で葉こすれをおこし、
やや盛りを過ぎた感もありましたが、
ナナカマドの鮮烈な赤や、楓の深紅や黄色、ブナの褐色の枯葉色など、
堪能してきました。
とりわけ印象深かったのは、ほとんど葉を落としたブナの枝振りが、
睦稔さんの作品のようなエネルギーを宿しながら、
天空に向かって広がっている様(さま)です。
まさに、生きるとはこのことだなぁ!と感動しました。
今年の秋も、各地の木々と対話しながら、
デジタル画像に記録していきたいと思います。
作者の感動を込められたら最高ですね。
お邪魔しました。
Posted by: ゆあみ | 2006年10月10日 10:25
ゆあみさん
さすがよくご覧になっていますね。
そう、ボクネンさんが沖縄以外を描いた数少ない作品で、
八甲田山になります。
ゆあみさんも、みずみずしい感性をもって、
様々な場所に出かけられていますね~。
実りの多い秋は大忙しになりそうですね。
ギャラリーにも沢山の風景を見にいらしてくださいね。
Posted by: Misa | 2006年10月11日 16:52