補色とは、反対の色、例えば赤に対しての青系や緑系という、対立する関係の色のことを言います。同系の基本色が並ぶグラデーションは見る人に安定感をもたらす一方、補色同士の色は隣合わせにするとハーレーションを起こし、見るものは妙に居心地が悪く感じられたりします。この補色の関係性について、ボクネンさんは著書「ボクネン 大自然の伝言を彫る」の中で次のように述べています。
「でもね、赤が赤然として強烈な赤、美しい赤、立派な赤だと主張するためには、緑色のような反対色が必要なんですね。その存在があってこそ初めて赤が際立つのです。・・・(中略)もちろん、補色同士が同じ割合で存在していると、いつまでも反発したまま妥協線が引けないからお互いが生きようとする関係は成り立ちませんが、どちらかが主で量的に多く、そのなかに相手の色をさりげなく置くことによって生き生きとしつつ、ある調和がとれた共存関係が築けるようになります。」
本を読んでいて、フト、これは人にも当てはまることだな、と感じました。
自分と違う考え・価値観の人がいるから、人は自分の価値観を深く知ることが出来る。そうしてもっと自分らしく、生きていくことが出来る。。。
ボクネンさんの絵の中にある、強烈な色合いが教えてくれること。
沖縄の豊かな自然が教えてくれること。
今度は少し、そんな視点をもって色を見てはいかがでしょうか。
みさ@ボクネンズアート東京



COMMENTS (6)
ハイタイ!
いつも、素敵な御話をありがとうございます。
今日の御話も、奥深くて感動しました!
これからも、楽しみにしています。
☆ ☆ ☆
ところで、睦稔さんの御著書「ボクネン 大自然の伝言を彫る」はオンラインショップに行くと「品切れ」だそうで、悲しんでいます。
沖縄か東京の「ボクネンズアート」に伺えば、店頭では購入できるでしょうか?今は無理でも、そのうち増刷の御予定は御ありでいらっしゃいますか?
教えて頂けたら嬉しいです。
ゆたしく うにげーさびら!
Posted by: 新坂 智子 | 2007年05月15日 00:10
『鳳』今朝も静かに・力強くデスクサイドで見守ってくれています。
美術的センスのない私の事「補色の関係性」などは関係なく、非常に気持ちが良いです。(笑)
(人と人との関係性なら少しは理解できます。)(^_^;)
「さぁ、今日も元気を頂いて頑張るぞ!」って、そんな感じです。
↑ 単純ですね。(笑)
Posted by: 角筈 | 2007年05月15日 08:42
新坂 智子さん
コメントありがとうございまーす♪
「ボクネン 大自然の伝言を彫る」は絶版になっており、
増刷の予定は今のところないため、残念ながら買うことが
出来ないのです~~(>、<)
すみません。。。
NHK番組、「ようこそ先輩」での様子&ボクネンさんの
コメントが書かれた本「名嘉睦稔 版画・沖縄・島の色」は
在庫があります。ここにもたくさんの知恵が詰まっており
楽しいですよ~~(^^
角筈さん
いいですね~~。
気持ちいい。好き。エネルギーをもらえる。
それぞ絵の楽しみ方!ってかんじですね(^^
Posted by: Misa | 2007年05月15日 11:55
こんにちは~。
こちら、外は真っ暗で雷雨です。
オフィスは川と沼に近く、近所に天然温泉も出たのですが、
ひょっとして雷雲は水辺が好きなのでは・・・?
あるいは、ヒートアイランドの外縁部かな?
さて、補色ですね。
わたしも風景から自分のカットを切り取るとき、
ファインダーを見ながら意識することがありますね。
特に中心テーマの桜が背景の緑の木々に
囲まれていると・・・確認したことはありませんが、
まさに補色関係?のような気がします。
なにかこう、落ち着くんですよね。
これからも、意識して、あるいは無意識に補色関係を
感じながら自然の移り変わりを切り取っていくんだろうなぁ
・・・と改めて確認した次第です。
睦稔さんの作品が自分の感性を揺さぶる理由のひとつが、
分かった気がします。
Posted by: ゆあみ | 2007年05月15日 15:05
ゆあみさん
こんにちは~。
本当に変化が激しい天気ですね!
雷が落ちるから、おだやかな木漏れ日のよさがわかり、
照りつける太陽があるから、曇りの日の静寂がうれしい。
天気も補色関係について教えてくれているみたいです(笑)
Posted by: Misa | 2007年05月15日 15:33
みさ 様
ハイタイ!
早速の御返事、ありがとうございました。
いっぺーにふぇーでーびる。
睦稔さんの御著書「ボクネン 大自然の伝言を彫る」を、購入して拝読したかったのですが、でーじ残念です。
お薦めの「名嘉睦稔 版画・沖縄・島の色」を、近々購入します!楽しみです~。
☆ ☆ ☆
絶版の書物は、浦添図書館に蔵書としてある事が判りました。お願いして、貸して頂きます!
浦添図書館には、新しく創設されたFC琉球ハンドボールチームのGM田場裕也氏の御先祖=沖縄初の外交官・田場盛義氏の伝記も、740マイル遠方まで貸して頂きました!
Posted by: 新坂 智子 | 2007年05月15日 19:33