満開ですと、それは美しいのでしょうと、
はな梅の塩梅を想っていますと、
背後に圧倒的な巨木の霊力(せじ)を
感じ振り返りました。
樟の木が静かな眼差しで
ぼくたちを観ているのです。
折りからの北の風精が、
梢をゆさぶって西の方向に走り去るところでした。
はな梅の塩梅を想っていますと、
背後に圧倒的な巨木の霊力(せじ)を
感じ振り返りました。
樟の木が静かな眼差しで
ぼくたちを観ているのです。
折りからの北の風精が、
梢をゆさぶって西の方向に走り去るところでした。
名嘉睦稔
▼エピソード
このエッセイは、1999年に太宰府天満宮[福岡県]で開催された展覧会に、作家来場として訪れたボクネンさんが、境内を散策した際の出来事でした。
この『飛梅』と命名されている銘木の前で、しばし佇んでいたボクネンさんの姿を鮮明に覚えています。
その時の事がエッセイと共に作品になったんですね。
『東風吹かば』 294,000円[税込/額付]
1999年制作
版木サイズ:45.0×45.0cm
額装サイズ:76.0×75.0cm
エディション:25/30

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